サービス担当者会議の要点サポートを追加しました。
こんにちは。居宅介護支援事業所で一人ケアマネをしているヒトケア(@hito_care)です。
はじめての方は、「ヒトケアの仕事術」活用ガイドをご覧ください。

利用者の状況に応じて、適切な対応を見つけるのに悩んでいます。
ケアマネとして利用者ごとに異なるニーズに対応するため、最適な支援方法を見つけるのは日常的な悩みの一つです。
特に、複雑なケースや緊急性の高い対応が求められるとき、一人で考え込んでしまうことが多いのではないでしょうか。
また、周りにすぐ相談できる同僚がいない時や、時間が限られていてサポートを求める余裕がない状況もよくあります。
そんなとき、頼れる新しいパートナーがAIです。
AIは、24時間いつでもあなたの「相談役」として機能し、膨大なデータを基に適切な対応策やケアプランの提案を行ってくれます。

AI…。私にも使えるのでしょうか💦
たしかにAIと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際には、日常の会話をするような感覚で手軽に使えます。

ケアマネジメントの実務で役立つ、以下の専用AIを作成しました。ChatGPTのアカウント登録(無料)をすれば誰でも利用できます。
1.🗨️ケアマネジメントサポート
2.✎支援経過記録サポート
音声入力や箇条書きの情報をもとに、文法的に整った読みやすい記録文へ自動で整えます。 誤字や脱字、句読点の修正も行います。
複数の場面や内容が含まれる場合、それぞれに【】で見出しがつきます。
「支援経過記録サポート」の詳しい解説はこちら。
3.📃ケアプラン第2表文例作成
4.📖医療介護用語辞典
AIがヒトケア式アセスメントシート内の「AI分析用シート」の内容を読み取ります。
その後、利用者の状況を整理し、リスクや課題を明確にしたうえで、適切な支援策を提案します。
7.📕居宅介護支援 運営基準ナビゲーター※5/6追加
「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(運営基準)に書かれていることだけを正確に引用し、根拠に基づいてわかりやすく解説します。
8.👨🏫居宅介護支援 運営基準&解釈通知ナビゲーター※5/6追加
9.📑サービス担当者会議の要点サポート※6/1追加
サービス担当者会議の内容をもとに、ケアマネジャーが作成する「サービス担当者会議の要点」を、正式な議事録形式で自動生成する支援ツールです。
検討項目と会議メモを入力するだけで、検討内容・結論・必要に応じて残された課題を整理し、録文書としてふさわしい形式に整形します。
音声入力や箇条書きにも対応しており、議事録作成の効率化と記録の質の向上をサポートします。
🎙️AI(NotebookLM)による音声解説はこちら。
当サイトで紹介している各種テンプレートは、以下の記事にてセット販売しています。
1.AIの基礎知識

「生成AI」という言葉は最近よく耳にしますが、具体的にどういうものか、少し難しそうに感じるかもしれません。
ここでは、「生成AI」がどのようなものか、そしてどのようにケアマネジメントの現場で役立つのかを説明します。
①「AI」とは何か?

その前に「AI」自体がよく分かりません…。
AIは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略で、日本語では「人工知能」と呼ばれています。
簡単に言うと、コンピュータが人間のように考えたり、学んだりする技術のことです。
AIは、私たちが日常的に行っている「情報を整理する」「判断する」「問題を解決する」といった作業を、自動的に行うことができるものです。
私たちの生活の中で、すでに多くの場面でAIが活躍しています。
例えば、
- ネットショッピング:AIは、あなたの過去の購入履歴からおすすめ商品を提示してくれます。
- カーナビゲーション:AIが交通データを分析して、最短ルートを教えてくれます。
など、私たちの生活のさまざまな場面でAIが使われています。

AIって意外と身近な存在なんですね!
②「生成AI」とは?
さて、AIの基本が分かったところで、次に「生成AI」について説明します。
「生成AI」とは、入力された情報を基に新しい文章や画像などを自動で作り出すAIのことです。
たとえば、質問や依頼に応じて、その内容に最適な文章や提案を生成してくれます。

ChatGPTも生成AIの一つですか?
はい、ChatGPTも生成AIの一つです。
ChatGPTは、あなたが入力した質問に対して、過去の膨大なデータや知識を基にして自然な文章で答えを返してくれるAIです。
例えば、
「認知症ケアで気をつけるべき点を教えて」
と質問すると、具体的な注意点を示してくれます。

会話をしているような感覚で使えます。
2.ケアマネジメントにおける生成AIの活用場面


生成AIはケアマネジメントにも活かせるのでしょうか?

もちろんです。具体的には次のような場面で生成AIが有効に活用できます。
①ケアマネジメント全般に関する相談
生成AIは、ケアマネジメント業務全般における相談役として活用できます。
特にアセスメントやケアプラン作成時には、利用者のニーズを的確に捉え、支援内容の抜け漏れを防ぐ補助ツールとして機能します。
「ケアマネジメントサポート」では「適切なケアマネジメント手法」を活用し、認知症や脳血管疾患など疾患別の視点や、多職種連携で必要となる支援方法を具体的に提示します。
また、利用者の状態変化や家族からの相談に対しては、モニタリングの視点を踏まえた具体的なアドバイスを行い、安心して生活を続けられるよう支援します。
これにより、ケアマネジャーは自信を持って業務を進められ、サービスの質の向上につながります。
②ケアプランの文例や支援経過記録の作成
ケアマネジャーの業務において、ケアプランの作成や支援経過記録の入力が欠かせませんが、日々の業務量の中で書類作成に多くの時間を取られることが課題となっています。
こうした課題に対して、生成AIの文章作成機能が大きな強みを発揮します。
「ケアプラン第2表文例作成」では、利用者の状態や課題分析の結果に基づき、具体的な文例を自動で作成します。
「支援経過記録サポート」では、ケアマネジャーが記録したい内容を簡潔に箇条書きするだけで、記録文書として適切な形に自動で整えます。
生成AIの活用は、ケアマネジャーの書類や記録業務の負担を軽減し、利用者との対話や支援の質向上に集中するための有効な手段となります。
③医療、介護の専門用語の検索
ケアマネジャーの業務では、利用者の状態やサービス提供内容について多くの専門用語を理解し、適切に用いることが求められます。
こうした場面で、こうした場面で、生成AIの解説機能が大きな助けとなります。
「医療・介護用語辞典」は、医療・介護の現場で役立つ専門用語の解説や理解をサポートするために設計されたツールです。
ケアマネジャーが業務中に必要となる用語の意味や使い方を、迅速かつ的確に調べることができます。
④運営基準/解釈通知の検索・解説
居宅介護支援に関する要件や運営基準を定めた「解釈通知」(指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について)も、文章量が多く複雑なため、AIによる検索・要点把握が非常に有用です。
「居宅介護支援 運営基準ナビゲーター」「居宅介護支援 解釈通知ナビゲーター」では、あらかじめ運営基準や解釈通知のPDFファイルをAIに取り込み、質問に対して該当条文や条件をそのまま引用しながら答える仕組みを採用しています。
AIが関連箇所を瞬時に探し出し、正確な文言を参照して回答するため、ケアマネジャーは必要情報を調べる時間を大幅に削減できます。
3.【無料でできる】ChatGPTのアカウントを作成しよう


私もケアマネジメントの専用AIを使ってみたいです。

専用AIを利用するには、ChatGPTの無料アカウントを作成する必要があります。
ChatGPTにアクセスし、「サインアップ」をクリックします。
4.ケアマネジメント専用AIの使い方


AIを使って、ケアマネジメントの相談やケアプランの文例作成をしたいです。

ここからは、専用AIの使い方について詳しく解説します。
①ケアマネジメントサポート
「ケアマネジメントサポート」は、ケアマネジメント業務全般の相談やアドバイスを行います。
利用者のアセスメントやケアプラン作成、モニタリング、相談対応、多職種連携など、さまざまな課題に対応します。
例えば、
- 新規の利用者に対するケアプランの立て方
- 利用者の状態が変化した際の対応方法
- 家族との関係構築や説明の仕方
- 多職種との情報共有や連携の進め方
といった具体的な内容から、日々の業務の進め方まで幅広くサポートします。
どのようなことに悩んでいるのか、具体的に入力することで、より的確なアドバイスができます。
【使い方の流れ】
ケアマネジメントサポートにアクセスします。
はじめて「ケアマネジメントサポート」を利用する方は、「はじめに」をクリックしてください。
具体的なサポート内容や留意点について説明してくれます。
「新規利用者について相談したい」をクリックすると、利用者に関する情報提供の質問が返ってくるので、詳細な情報を入力しましょう。

その他、日頃のケアマネ業務に関する質問を気軽にしてみましょう。
「ケアマネジメントサポート」は、こちらからご利用できます。
ChatGPT:🗨️ケアマネジメントサポート
②支援経過記録サポート
「支援経過記録サポート」は、ケアマネジャーが支援経過記録を作成する際に役立つツールです。
音声入力や箇条書きで入力された利用者の状況や支援内容を、記録文書として整えます。
【使い方の流れ】
「支援経過記録サポート」の詳しい解説はこちら。
③ケアプラン第2表文例作成
「ケアプラン第2表文例作成」は、居宅サービス計画書の第2表を作成する際に活用します。
【使い方の流れ】

ケアプラン第2表文例作成にアクセスし、利用者の状況や課題、サービス種別等を入力します。

目標の中に、デイサービスの利用が記載されていますね。
サービスの利用は手段なので、目標に記載されているのは違和感があります。
一度の入力では、抽象的な文例が出力されることが多くなりますが、対話を重ねて深掘りしていくことで、より利用者の状況に合った文例に近づけることが可能です。
それでも「文例」はあくまで「文例」でしかありません。
最終的には、この「文例」を基に、ケアマネの皆さんが利用者一人ひとりに合った目標を設定し、仕上げていくことが重要です。

ケアプラン作成の「たたき台」として、ご活用ください。
④医療・介護用語辞典
「医療介護用語辞典」は医療・介護の現場で使われる専門用語の辞典として設計されています。医療従事者や介護職の方が、専門用語の意味や使い方を素早く確認できるように作られています。
【使い方の流れ】
⑤ヒトケア式アセスメントシート課題分析サポート

AIを活用してアセスメントシートの内容を分析したいです。

「AI分析用シート」を作成しましたので、ご活用ください。


「AI分析用シート」の活用手順は、以下のとおりです。
ステップ1:アセスメントシートの入力を完了する。

アセスメントシートの入力をすると、その内容が「AI分析用シート」に自動で転記されます。
ステップ2:「AI分析用シート」をPDFで保存する

アセスメントシート入力後、「AI分析用シート」をPDFで保存します。
ステップ3:「ヒトケア式アセスメントシート課題分析サポート」に「AI分析用シート」をアップロードする

「ヒトケア式アセスメントシート課題分析サポート」に、ステップ2で保存した「AI分析用シート」をアップロードします。
ステップ4:AIがアセスメントシートの内容を分析
【令和7年5月14日アップデート】
新機能:各項目にわかりやすい見出しが付きます
分析結果の文章には、内容ごとに【家族関係と社会的支援】や【必要な支援と優先順位】といった見出しが付きます。
これにより、読みたい部分をすぐに見つけやすくなり、内容の整理や共有がスムーズに行えます。
ステップ5:AIと対話する
⑥居宅介護支援 解釈通知ナビゲーター/⑦居宅介護支援 運営基準ナビゲーター
「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(運営基準)
「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について」(解釈通知)
に書かれていることだけを正確に引用し、根拠に基づいてわかりやすく解説します。
運営基準、解釈通知に書かれていることを正確に回答
運営基準、解釈通知の記載に基づき、次のような実務的な質問に対応できます。
- 運営規定に定める事項
- 管理者や介護支援専門員の配置要件
- 他の職務との兼務の可否
- モニタリングの頻度と方法
- 記録の保存期間や方法
- 身体拘束の取扱い
- BCP(業務継続計画)の研修・訓練記録の取扱いなど
回答形式
ナビゲーターの回答は、すべて以下の形式で構成されています。
🔹1.運営基準、解釈通知の引用
運営基準、解釈通知に記載されている該当部分の原文を、省略せずに全文そのまま引用します。
例:
🔹1.運営基準、解釈通知の引用(引用元:2.人員に関する基準、第2条)
「指定居宅介護支援事業所に置くべき管理者は、主任介護支援専門員であって、専ら管理者の職務に従事する常勤の者でなければならないが、…」
🔸2.解説
引用した内容について、
- 通知の趣旨や背景
- 実務上の留意点
- よくある誤解や注意点
などをわかりやすく整理して説明します。


回答できるのは、解釈通知の内容に限定
「居宅介護支援 運営基準ナビゲーター」「居宅介護支援 解釈通知ナビゲーター」では、運営基準や解釈通知に記載のないことは一切回答しません。
つまり、
「実地指導でこう言われたんだけど?」
「現場ではこうやってるけど正しいの?」
といった、通知に書かれていない実務的なノウハウについては、「該当なし」と回答されます。
「書いてあること」と「書いていないこと」を明確に区別できるAIとして設計されています。
注意点
最終的な判断や運用については必ず保険者に確認することが大切です。
あくまで、運営基準や解釈通知に書いてあることを正確に確認するツールとして使うのが基本です。
⑧居宅介護支援 運営基準&解釈通知ナビゲーター
「居宅介護支援 運営基準&解釈通知ナビゲーター」は、
「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(運営基準)
「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について」(解釈通知)
に記載された内容のみを根拠として、該当箇所をそれぞれ正確に全文引用し、条文の趣旨や実務上の留意点をわかりやすく解説する専門アシスタントです。
回答形式
🏛️1.運営基準の引用
運営基準から該当する条文を省略せず全文そのまま引用します。
🔍2.解釈通知の引用
解釈通知から該当する通知文を省略せず全文引用します。
👨🏫3.解説
引用内容の趣旨、背景、実務での留意点や誤解しやすいポイントを初学者にもわかりやすく整理・解説します。

⑨サービス担当者会議の要点サポート
「サービス担当者会議の要点」を、正式な議事録形式で自動生成する支援ツールです。
検討項目と会議メモを入力するだけで、検討内容・結論・必要に応じて残された課題を整理し、録文書としてふさわしい形式に整形します。

サービス担当者会議が始める前に入力しておきましょう。
音声入力の方法はこちらをご覧ください。
【すぐに使える】ケアマネジメント専用AIをサイドバーに固定する方法

ケアマネジメント専用AIをすぐに使えるようにしたいです。

サイドバーに固定すれば、いつでも使えますよ。
専用AIを開き、画面上部のタイトル横の矢印アイコン(▼)をクリックします。
メニューから「サイドバーに表示する」を選択します。


ケアマネジメント専用AIのリンクは、この記事の最後にあります。
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