こんにちは。居宅介護支援事業所で一人ケアマネをしているヒトケア(@hito_care)です。
はじめての方は、「ヒトケアの仕事術」活用ガイドをご覧ください。

モニタリングシートの記入に時間が掛かります…。
ケアマネ業務において、モニタリング結果の記入は業務負担の一つとなっています。
その主な原因として、モニタリングシートにおける記述欄の多さが挙げられます。記述欄が多いと、作成の負担感が増すだけでなく、内容の重複も起こりやすくなります。
そこで今回は、シンプルで実用的なモニタリングシートを作成しました。

ヒトケア式モニタリングシートでは、選択式の項目を増やすことで記入の手間を減らし、記述式は最小限(モニタリングの総括と再アセスメントの理由)に絞り込んでいます。
それにより、業務効率化を実現しつつ要点を押さえたモニタリング結果の記録が可能になります。

モニタリングシートの記入でお悩みのケアマネさんは、ヒトケア式モニタリングシートをぜひご活用ください。
ヒトケア式モニタリングシートのダウンロードは、以下からどうぞ。
ヒトケア式モニタリングシート ダウンロード
課題分析標準項目の改正に対応したアセスメントシートは、以下で解説しています。
モニタリングとは?


モニタリングついて、おさらいがしたいです。

モニタリングの基礎知識として、以下の解説をします。
モニタリングの定義
居宅介護支援におけるモニタリングについては「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(運営基準)にて、以下の定義がされています。
介護支援専門員は、居宅サービス計画の作成後、居宅サービス計画の実施状況の把握(利用者についての継続的なアセスメントを含む。)を行い、必要に応じて居宅サービス計画の変更、指定居宅サービス事業者等との連絡調整その他の便宜の提供を行うものとする。
引用:指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第十三条十三
モニタリングの目的
居宅介護支援におけるモニタリングの目的については、以下のような点が挙げられます。
- 利用者、家族の状況の確認
利用者の心身機能、健康状態や家族との関係性、介護負担等について確認します。 - サービスの実施状況の確認
ケアプランに基づくサービスが適切に実施されているかを確認します。 - サービスに対する利用者・家族の満足度の評価
ケアプランにもとづく各サービスについて、利用者や家族の意見を聞き、満足度を評価します。 - ニーズの変化の把握
利用者や家族の状況に伴う、ニーズの変化を把握します。 - 今後の対応の検討
上記の評価をもとに、今後のケアプランの改善点や必要な対応を検討します。
上記のモニタリングの結果をもとに、必要に応じて利用者の再アセスメントを行い、ケアプランの変更を行います。
モニタリングの頻度
居宅介護支援におけるモニタリングの頻度及び記録については「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(運営基準)にて、以下のように定められています。
介護支援専門員は、第十三号に規定する実施状況の把握(以下「モニタリング」という。)に当たっては、利用者及びその家族、指定居宅サービス事業者等との連絡を継続的に行うこととし、特段の事情のない限り、次に定めるところにより行わなければならない。
引用:指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第十三条十四
イ 少なくとも一月に一回、利用者の居宅を訪問し、利用者に面接すること。
ロ 少なくとも一月に一回、モニタリングの結果を記録すること。

ケアプランの変更などにより、同月に2回目のモニタリングを行う場合も利用者宅に訪問する必要があるのですか?
運営基準には、
少なくとも一月に一回、利用者の居宅を訪問し、利用者に面接すること。
と定められているので、1回目に利用者宅を訪問しているのであれば、2回目は電話等でも構いません。

ただし、モニタリングにも“ローカルルール”が存在する可能性もありますので、保険者に確認をするのが無難です。
令和6年度介護報酬改定により、一定の要件を満たすことでオンラインモニタリングの実施が可能となりました。
詳細は以下の記事をご覧ください。
モニタリングの記録

モニタリングの記録は支援経過記録とモニタリングシートの両方に
居宅介護支援のモニタリングの記録については、厚生労働省による「居宅サービス計画書標準様式及び記載要領」にて、以下の記載がされています。
なお、モニタリングを通じて把握した内容ついて、モニタリングシート等を活用している場合については、例えば、「モニタリングシート等(別紙)参照」等と記載して差し支えない。(重複記載は不要)
引用:居宅サービス計画書標準様式及び記載要領
ただし、「(別紙)参照」については、多用することは避け、その場合、本表に概要をわかるように記載しておくことが望ましい。
※ モニタリングシート等を別途作成していない場合は本表への記載でも可。

支援経過記録にモニタリングの内容を記載していれば、モニタリングシートの作成は必要ないのですね。

ただ、実際にはモニタリングシートを活用した方が、モニタリングにおける確認項目がもれなく行えるので効率的だと思います。
それに、モニタリングの記載についてもローカルルールがあるかもしれません。

ローカルルール恐るべし…。
ヒトケア式モニタリングシートの書き方

ここからは私が作成してヒトケア式モニタリングシートの書き方について解説します。

ヒトケア式モニタリングシートの入力項目は以下のとおりです。
- 利用者・家族の状況※選択式
- 居宅サービス計画の実施状況※選択式
- モニタリングの総括※記述式
- 再アセスメントの必要性※選択式+記述式
利用者・家族の状況
利用者・家族の状況の状況に関する項目は、以下のとおりです。

利用者の状況
利用者の状況に関する項目と選択肢は、以下のとおりです。
- 身体機能
- 良くなっている
- 変化なし
- 悪くなっている
- 認知機能
- 良くなっている
- 変化なし
- 悪くなっている
- 生活状況
- 良くなっている
- 変化なし
- 悪くなっている
- 健康状態
- 良くなっている
- 変化なし
- 悪くなっている
家族の状況
家族の状況に関する項目と選択肢は、以下のとおりです。
- 利用者との関係性
- 良好
- 不良
- 不明
- 身寄りなし
- 介護負担
- ない
- 若干ある
- ある
- 不明
- 身寄りなし
居宅サービス計画の実施状況
居宅サービス計画の実施状況に関する項目は、以下のとおりです。
- 短期目標
- サービスの実施状況
- 利用者・家族の満足度
- 利用者
- 家族
- ニーズの変化
- 今後の対応

短期目標
短期目標はモニタリングシートに直接入力します。
サービスの実施状況
サービスの実施状況に関する選択肢は、以下のとおりです。
- 計画通り実施
- 一部実施
- 実施していない
利用者・家族の満足度
利用者・家族の満足度に関する項目と選択肢は、以下のとおりです。
- 利用者
- 満足
- ある程度満足
- 不満
- 不明
- 家族
- 満足
- ある程度満足
- 不満
- 不明
- 身寄りなし
ニーズの変化
ニーズの変化に関する選択肢は、以下のとおりです。
- 変化なし
- 変化あり
今後の対応
今後の対応に関する選択肢は、以下のとおりです。
- サービス継続
- サービス変更
- サービス休止
- サービス終了
モニタリングの総括
モニタリングの総括は、記述式となっています。

再アセスメントの必要性
再アセスメントの必要性は、
- なし
- あり
から選択します。
「理由」の項目は、再アセスメントの必要性で「あり」を選択した場合のみ入力(※記述式)します。

再アセスメントの必要性で「なし」を選択した場合は、「理由」の入力欄はグレーで表示されます。

モニタリングシートの編集方法
モニタリングシートの項目や選択肢を自由に変えられるよう「選択項目編集」のシートを作成しました。

「選択項目編集」のシートから
- 項目(身体機能、認知機能等)
- 選択肢(良くなっている、変化なし、悪くなっている等)
の内容を変更すると、モニタリングシートに反映されます。
まとめ:ヒトケア式モニタリングシートを活用して業務効率化と記録の質を高めよう

今回はヒトケア式モニタリングシートの使い方について解説しました。
ヒトケア式モニタリングシートでは、記録業務の負担を軽減しつつ、要点を押さえたモニタリング結果が記録できるよう工夫をしました。
具体的には、モニタリングにおいて把握すべき項目は選択式とし、記述式は以下の2点に絞りました。
- モニタリングの総括
- 再アセスメントの理由
モニタリングにおける業務効率化と記録の質を高めたい方は、ヒトケア式モニタリングシートをご活用ください。

私もヒトケア式モニタリングシートで記録をしていきます!
ヒトケア式モニタリングシートのダウンロードは、以下からどうぞ。
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当サイトで販売しているテンプレートの購入方法は、以下の記事で解説しています。
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